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アントニン・レーモンド 遠藤新展 [アート(藤沢)]

 度々取り上げていますが、藤沢市には公立の美術館、博物館といった文化施設が
ありません。このため、本来は美術を愛好する市民の活動向けの施設である
市民ギャラリーにスペースを確保して年一回「30日美術館」が行われてきました。
藤沢市教育委員会の生涯学習部、文化推進課が主催ですが、市内の美術関係者や、
他市の美術館学芸員からなる実行委員会が企画に携わっていますが、これには
自分の連合いも加わっています。
 今回第12回となった催しを紹介させていただきます。

レーモンド・新・1.jpg
レーモンド・新・2.jpg

 このシリーズで建築が取り上げられたのは初めてで、興味深いものになっています。
尤も、アントニン・レーモンドの手がけたグリーンハウスは神奈川県の管理下にあり、
また、遠藤新の近藤邸は藤沢市の管理下で、しかも登録有形文化財の指定を受けながら、
保全と活用の不充分な現状下にあります。今回の企画展を通じてより広く深く、
こうした問題に多くの目が向くことを願うものです。
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