部屋の囁き、呟き、そしてざわめき（ドローイング）

　計画停電。私たちの地域は第1グループだそうな。しかし、
17日は２回の予定が1回。更に昨日18は2回とも取りやめです。

　どーせやるなら徹底したら良いのにと思います。
その分で少しでも被災地の援助に繋がる、すなわち情報面でも、
物資の生産を増やすにせよ、また交通網を回復整備するにせよ、
有効活用されるのであれば、1日数時間程度の停電については、健全に
社会生活を営めている一般家庭や企業からの理解は得られるのでは
ないでしょうか？重篤な患者を抱える病院や、人々の安全面に重要な
機能を有する領域を除けば、そもそも無尽蔵なような錯覚のもとに、
欲望に任せてジャブジャブ電気を使う、今日の日本人の在り様が、
多くの議論はあったにせよ結局、原子力によるエネルギー確保の
既成化、慣習化に繋がり、それが今回の福島での重大事案への
流れとなったことは否定できないように感じられるからです。
今止めた方が明日への展望が拓けるなら止めるという決断が求められています。



「刺虫記（いらむしき）より−部屋の囁き、呟き、そしてざわめき」
656mm×380mm、アルシュ紙、水性色鉛筆,　2011