DEAD CAN DANCE [アート・ロック]
和訳はどんなものだろう?「踊れし死せるもの」とかになるのだろうか?
1981年にオーストラリア(これはあくまでも印象的にだが、意外)で結成され、
ゴシカルでダークなポスト・ニューウェーヴ系のバンドとしてスタートするが、
後には東西の伝承音楽の古層を掘り返し、今日の(その当時の)文脈で蘇生させたような
独自の作品群(8枚のオリジナル・アルバムを発表)で、存在感を放ったグループ。
巷の用語的にはワールド・ミュージックとかに当てはまるのか否か?
1998年に一たん解散するが、現在は再結成(?)されたか、2005,07辺りの
新たなライブ映像が観られる。
かつてヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーターは便宜上「プログレッシブ・ロック」と
言うのは可能だが、実はロックかどうかも難しいところを感じる旨、記したが、
このデッド・カン・ダンスに至ってはよりカテゴライズは難しいかも知れない。
その屹立した調べは、古のどこかの風土、郷土の音の様でありつつ、何時ともつかず、
何処のものでもない故に強く深く、魂を揺さぶるものとなっているかのようだ。
画像は4枚目の作品“THE SURPENT'S EGG”のジャケットと、中心メンバーの
ブレンダン・ペリーとリサ・ジェラルドのポートレイト。
2009-04-10 01:54
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