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MIDLAKE “The Trials of VAN OCCUPANTHER” [アート・ロック]

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 画像はテキサス出身の5人組バンド、ミッドレイクの2ndのジャケ。
 2006年秋の発表だったからほぼ2年経っている。ずっと気になりながらも
 ちゃんと聴いたのは最近。
 まあこうゆう世界観の音である。タイトルのヴァン・オキュパンサーとは
 森に棲む厭世家の科学者の名である。
 メロウで美しいメロディ、既に一般的な批評に有るCSN&Yなど、
 70年代アメリカの雰囲気やよりフォークやカントリー等、ルーツミュージック的な
 流れも含んではいる。
 但し全編を通してしばらく聴き込んでいくと立ち現われるて来るのは
 紛れもなく今日的なもの、例えばレディオ・ヘッドやアラブ・ストラップの持つ
 寂々とした感触に通ずるものが奥に潜んでいる。それはかすかなざらつきというのか、
 あるいは深淵の煌めきとでもいうか、伝え難いがそういうものの残る作品である。
 M5はかつてのアメリカの「名前の無い馬」をなぜか思い出した。
 「アメリカ」繋がりではS&Gの同名曲の詩も連想できるか。
 M7もプログレばりの展開でやや長尺だが、歴史の中の幾多の兵士達の
 目を通して見たような景色が浮かんで来る佳曲だと思う。


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