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内子町の街並み [アート]

 早いもので既に一ヶ月近く時が経ってしまいましたが、7月半ばに
展覧会の片付けで、香川県多度津のソフトマシーン美術館に行ってきました。
いつもなかなか時間が取れなくて、トンボ帰りが多かったのですが、
今回はなんとか足をのばして帰りに愛媛県まで行ってきました。 
とは言え、2泊がやっとの強行軍でしたが、随分と見所は多くて良かったです。

 一か所は松山で、ここも城を中心とした都市ですが、市電(伊予電)の活気や
官庁街、商業地、大学を中心とした教育地区の特色あるバランス故か、魅力のある
まちに感じられました。有名ですが道後温泉本館も確かに面白かったし。

 その前に立寄ったのが喜多郡内子町です。松山から宇和島行き特急で30分程の
山あいの町です。ここも良く知られていますが、かつて和蝋燭の一大産地として栄え、
その特色ある街並み「八日市護国」地区が往時の姿を伝えています。

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 「内子座」大正5(1916)年築の歌舞伎劇場、1980年代に往時の姿に復元された。

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 上・「本芳我家住宅」下・「上芳我家住宅」ハゼの実から木蝋生産で栄えた旧家の住宅で
共に重要文化財。本芳我家は通常非公開。上芳我家は生産施設(釜場、出店蔵、物置、等)も
一体で残され、民族博物館として一般公開されている。ちなみに「下芳我家住宅」も
残っていて、一階はおそば屋さん(美味しかったよ)。二階は展示スペースや民芸グッズの
ショップとして活用されていた。しかしやはりしっかり登録。お店の方の説明で
面白かったのは二階に二部屋、床の間付きの部屋の痕跡があるが、いずれも各部位に
気を使って、甲乙付け難い作りになっていること。おそらくは商談で、同時に宿泊された
二組のお客さんへの配慮であろうとのこと。商才ですね。 

内子指定・登録.jpg .jpg
内子町指定一覧.jpg .jpg
 考えさせられるのはこの圧倒的な国および県と町の指定、選定、登録文化財の数。
観光の在り方もグリーンツーリズムを打ち出していて、派手ではない。苦労も
あるだろうが、ついつい藤沢と比べてしまって、何やら考えさせられるところが多い。

内子パンフ.jpg .jpg
 パンフレットの表紙、街並みはこんな感じ。
 
 

 藤沢今昔・まちなかアートめぐり2014はクラウドファウンディング実施中です。
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