案内状兼マップの完成 [アート]
「藤沢今昔、そしてこれから・町中アートめぐり」の案内状兼マップが
予定より2日も早く完成して届きました。
今回この活動には3名、藤沢・湘南在住の20代の作家が参加しています。
この案内状とマップは、その中の伊藤久也さんの労作です。
グーグル・アースで見た夜の藤沢。光っているのが今回展覧会が行われる
スポットです。ローカルに軸足をおきつつグローバリズム視点でも在り方を
自問する、そんなニュアンスが感じられます。
そういえば自分も企画書作成の時点で表紙か中の差し込みかに使おうと、
いじっていたのが有りました。
こっちはかつての藤沢の中心地、右手に遊行寺から中央に藤沢橋、
左側は白旗方面という宿場の街並の絵図をスキャンしてOHPシートに
プリント。かたや「藤沢文化創造の丘をすすめる会」の活動のきっかけでもあった、
旧県立藤沢高等学校とその丘付近の航空写真をフォトショップで画像加工、
ラクガキして上質紙にプリントしたもの、双方を重ねてコピーしたもの。
久也さんがイラストレーターで作ったのと比較すると全くのローテクです。
我ながらもう少し学ばんとな。
ただこっちもさっきの「ローカリゼーション」/「グローバリゼーション」に
比していうなら、正に「今」/「昔」ではあります。
今般の時勢は、こうした二項性が際だって観得やすい空気、意識を
もたらしていることは確かに感じます。勿論そこには言うまでも無く、
安易に結論を見たがる傾向の危険性も含まれていることもまた、
忘れるべきではないでしょう。
2010-09-03 02:18
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建築では動線という言葉を良く使いますが,
各スポットを巡るひとの動きを線で捉えようとしているのでしょう.
一人の人間は二人に分裂できないので,究極的には
これは一筆書きの線です.
多数の人間の場合は行動パターンが異なるので動線を重ねると
確率分布のようなものが出来上がります.
魅力的な”場所”が道路に沿って散在する場合,
下校途中の小学生のように途中道草して
なかなかスポットには到達しないかもしれません.
僕の場合は酔っ払いの千鳥足ですが!
あと,スポットとスポットの間に幾つの分岐が有るかという
純数学的視点も絡んで散策の動きは面白いですね.
☆伊東さんのポスター案を拝見して
あれこれ迷走してみました☆
by symplexus (2010-09-09 22:23)
geppeiさま、ありがとうございます。
Symplexusさま、ありがとうございます。
藤沢と言うと、おそらく一般的には一応固有の歴史も有り、環境面と利便性を兼ね備えた、それなりに悪くないイメージがあるように思われますし、ある程度はそうかも知れませんが、ほぼ半世紀、この地で生きてきた身から観るに、東京から約50km、1時間(横浜だと30分)の典型的な通勤圏の衛星都市的な均質化は確実に進行して来ました。そこに今般の時勢の影響も有って、どこかしら疲弊感も漂いつつ有ると観じられる現状です。私どもの試みは即効性も無く、あるいは焼石に水のあがきかも知れないのですが、歴史と足もとを見詰め直し、人知を尽くして先に進もう。しかもできれば楽しく。というものでありたいと考えています。宜しくお願いいたします。
by 直itoh (2010-09-10 01:47)