中学生 [アート]
指導している子供向け美術教室で、先月は中3の女の子、今日は中2の男の子、いずれも
幼稚園の頃から見てきた子が、事実上退会していった。前者は受験が近づいたためであり、
後者はこのところの成績低下が理由。どちらも「今の子」でありつつ、同時にいたって
「まとも」で、悪い意味で無く充分良い子である。ただ、どこか「不完全燃焼」の感は有って、
これは本人たちも気付いているだろう。
翻ってあの頃自分はどうだったか。一区切りとなる場で身に成る言葉をかけてやりたい故、
なんとか記憶を手繰ってみるが、凡そロクなモノじゃあ無い。中途半端で不完全燃焼ならヒケは
取らない。今に至るまで、燻り続けの人生で身に憑いたのは、故に有毒、要注意くらいか。
こうした中でも一つ言えるかな、ちょっと世の中で忘れられているかなと思うのは、
少なくても俺は出会ったし、恐らくは人の多くは一度は出会うであろう、何だって、
何をやったって、必ず訪れる「耐えざるを得ない沈黙の時」とのつきあい方。
これを学ぶのは楽じゃ無いからこそ、とても環境が重要になるのだがな。どうだろう?
今、現実にはこれを先述の二人に充分伝え切れない非力さを感じざるを得ない。
女性座像習作/紙に鉛筆
2007-10-21 03:02
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気体です。
by hiko (2007-12-24 19:53)