ヴァン・ダ−・グラ−フジェネレ−タ− [アート]
一昨年、28年ぶりだかで再結成、新譜も出して、コンサートもやっている
ヴァン・ダ−・グラ−フ・ジェネレータ−は往年の英・プログレッシブ・ロックの中で、
今、改めて聞いても最も好きで良いと思えるバンドなのである。
クリムゾン、イエス、EL&P、ジェネシス、ピンクフロイドなどと比べて若い頃の印象は
味わい深さはあるが若干、地味で難解なイメージだったと思う。
ただ不思議とほとんどの作詞・作曲を手掛けるボーカルのピーター・ハミルはソロになって、
間は飛んだりしても結局聴き続けてきた。80年代半ばか、渋谷のラ・ママでのコンサートにも
行っていた。時代がパンクだニューウェーブだとなっても、あの声と節回しは他の追随を許さない
ものだったようだ。またサウンド面の音作り自体も、時代が推移する中、従来のスタイルに
閉じこもらず、それなりの革新を心掛けて来たのだと思われる。
その歌唱は静けさ・優しさや穏やかな現れと、破壊性・殺気や毒を孕む表現の対比、
推移が圧倒的である。心臓発作を克服した近影は髪の白さも目立つようになったが、
そのパフォーマンスはロンドンでのライブ映像(ブート/海賊版だが)で見ても衰えてはいない。
尤も他の3人のオリジナルメンバーも勿論、お年は召してきているのであって、
是非、元気な内に来日してくれないものかと願ってもいる。
2007-12-19 00:50
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0